ル・アーヴル、PSGに1-5大敗でディガール監督を停職処分 ルシエ会長も辞任へ
リーグ・アン最下位で今季未勝利のル・アーヴルが、PSGに1-5で敗れた翌日にディディエ・ディガール監督を停職処分。育成部門責任者ジャイール・カラムが暫定監督に就任し、ルシエ会長は辞任へ。
EZCO編集部··読了時間:1分

ル・アーヴルが緊急ブレーキを引いた。ホームでパリ・サンジェルマンに1-5と大敗した翌日の2026年10月31日(土)、リーグ・アンの同クラブは、ディディエ・ディガール監督を即日付で停職処分とし、ジャン=ミシェル・ルシエ会長が退任すると発表した。11月2日(月)の練習再開からは、育成部門ディレクターのジャイール・カラムが暫定監督としてトップチームを率いる。
クラブの発表内容
ル・アーヴルは言葉を慎重に選んだ。ディガールには「mise à pied à titre conservatoire」――フランス労働法に基づく予防的な停職処分――が科され、手続きが終わるまでこの状態が続き、今後の判断は追って下されるという。事実上、ひとまずベンチでの仕事は終わったことになる。Foot01などフランスのメディアはすでに解任と報じているが、クラブ自身はその言葉を使っていない。
混乱はフロントにも及んだ。オーナーであるBlue Crow Sports Groupの取締役会は、4年間会長を務めたルシエの辞任を「原則として」受理。11月5日(木)の取締役会で正式に決定される予定だ。新会長兼CEOが決まるまで(クラブは「ごく近いうちに」としている)、ヤシン・アラウイ事務局長が運営面と強化面の双方を統括する。
9試合未勝利
数字を見れば、急いだ理由は明らかだ。第9節を終えてル・アーヴルは2分け7敗、得失点差–11でリーグ・アン順位表の最下位に沈む。Foot Mercatoによれば、欧州5大リーグで今季まだリーグ戦初勝利を挙げていないのは2クラブだけで、ル・アーヴルはそのひとつだ。金曜日の王者との一戦も、おなじみの展開だった。18分にジョシュ・マジャのゴールで先制したものの、ミカ・ゴッツとアクラフ・ハキミが10分足らずで逆転し、ハキミはその後ハットトリックを達成した。
| 順位 | クラブ | 試合 | 勝点 | 得失点差 |
|---|---|---|---|---|
| 16 | ストラスブール | 8 | 7 | –6 |
| 17 | ル・マン | 9 | 7 | –7 |
| 18 | ル・アーヴル | 9 | 2 | –11 |
11月1日・2日に行われる第9節残り試合前のリーグ・アン下位3チーム(EZCO試合データ)。
育成部門からカラムが昇格
カラムはクラブを内側から知る人物だ。育成センターのディレクターとして、現在トップチームやその周辺にいる若手の多くを指導してきた。引き継ぐのは早急に勝点を積まなければならないチームで、17位ル・マンおよびプレーオフ圏の16位との差はすでに5ポイントに開いている。今季リーグ・アンで監督を交代したのはこれまでランスだけで、ル・アーヴルが2クラブ目となる。
編集部の視点
2024年から指揮を執るディガールは、予算規模の小さいチームをリーグ・アンに残留させてきた。それが猶予を与えていた。だが27ポイント中わずか2ポイントという成績は、下位に沈むどのクラブにとっても見過ごせるものではなく、ホームのサポーターの前での1-5が決定打となった。慎重な法的表現からは、ル・アーヴルが公然とした対立ではなく円満な決別を望んでいることがうかがえる。監督と会長を同時に替えたことは、オーナー側が結果だけにとどまらない問題を見ていることも示している。カラムがつなぎ役なのか長期的な選択肢なのかは、今後数試合の結果、そして来週誰が会長に就くかにかかっている。
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